ダライアスの純正筐体にも使用されていたサンミューロン製ボタン(通称カチカチボタン)

違いの分かるオトコは 知っている・・・?

当店でも大人気の『サンミューロン製ボタン』、通称“カチカチボタン”
昔のタイトー直営ゲームセンターではお馴染みの、ダライアスの純正筐体にも使われていたという、メカニカルスイッチを採用したボタンです。サイズは2種類(30φサイズと25φサイズ)
アーケードゲーム筐体やコントロールBOXに取り付けるとお世辞にも押しやすい操作感とは言えず、連射もし辛いボタンリアリティ溢れる、当時の懐かしくて実機に忠実な操作感を再現することが出来ます。

今回は、PS4やPS3で使用できるHORIさんより発売中の RAP(リアルアーケードプロ)に搭載する手順を紹介します。

ボタン換装前、ノーマル状態のRAP HAYABUSA

リアルアーケードプロは、標準でもなかなか良いボタンやレバーが取り付けられていますが、三和電子やセイミツなどの主要メーカーのパーツに簡単に換装することが可能です。

今回はカチカチボタンを取り付けるついでに、他のボタンやレバーも交換することにします。
これにより、ゲームやその時の気分や体調? によってボタンを使い分けることが出来ます。

カスタマイズ前の注意事項

本体を裏返しにします。レバーの出っ張りがあるので、コンテナなどがあると作業がしやすくなります。
裏フタを外す際に必要になるためプラスドライバーの準備をしておきましょう。

本記事を参照したカスタマイズにより、リアルアーケードプロを破損した場合の責任は一切負いかねます。各自、自己責任で行ってください。

作業にあたり、プラスドライバーを使って、裏フタのネジをすべて取り外す必要があります。本体の中央上部には封印が施されています。

このシールを剥がした時点でメーカー保証は一切受けられなくなります。
カスタマイズを行う前にかならず、動作確認を行ってください。

作業開始!

封印シールを剥がしました・・・もう後戻りはできない!

まずは、上段の4つのボタンを標準搭載のHAYABUSAボタンから、三和電子の静音タイプボタンに交換します。

裏フタを開けた状態です。各ボタンごとに色分けされたケーブルが、2本一組でスイッチに繋がっています
面倒ですが、ボタンは一つづつ交換した方がミスが起きにくくなります

いよいよカチカチボタンの取り付け

ちょっとスプリング(バネ)がキツイですが、強めに押し込むとカチッと入ります
写真左下2つにカチカチボタンを取り付けました

アクシデント発生!

端子のサイズが違う!?
通常のボタンとの比較

通常のボタンと比較すると・・・明らかに端子のサイズが違います。
取り付けるためには、サイズを変換するケーブルを使うか、直接はんだ付けして固定する必要があります。

ファストン端子のサイズ変換ケーブル

直接端子をはんだ付けしてもよいのですが、今回は当店でも販売中のファストン端子サイズを変換するケーブルを使用します。

写真の図のようにケーブルを接続します
(もう一つの写真ではうまく写ってませんが、下の端子に接続すると、ボタンが押しっぱなしになります)
同じ色の端子のケーブルを細い方に接続します

このままでは、端子が露出するため、熱収縮チューブを使用して端子を養生します。

銀色の端子の部分をチューブでかぶせます
ヒートガンやドライヤー、ライターなどを使って、チューブを加熱して収縮します
収縮すると写真のようになります熱収縮チューブを用いて絶縁を行う今回の行程では不要ですが、写真では透明の端子カバーが着いています。熱収縮チューブを用いて端子をカバーできる場合は、端子カバーは不要です。
配線をうまくまとめてもとの通り、カバーのネジ止めを行います。
これで完成です!

今回は、コントロールBOXではなく、PS4やPS3で使用できる「リアルアーケードプロ」のボタン交換について解説しました。
カチカチボタンのように、端子サイズが異なるボタンはちょっと難儀しますが、一度慣れてしまえばそこまで難易度は高くありません。

より臨場感のあるプレイ環境も手に入りますので、ぜひみなさんもトライしてみてください!

カチカチボタンの入手先は・・・?

KVC lab.の店頭、通信販売にて販売中です! 1個から購入可能ですので気になる方はお気軽にお問い合わせください!

サンミューロン製 カチカチボタン 30φ
http://kvclab.com/shopdetail/000000000116/

サンミューロン製 カチカチボタン 24φ
http://kvclab.com/shopdetail/000000000117/