アメリカでの発表と同時に、国内ガチ筐体持ちゲーマーだけでなく、いわゆるカジュアルゲーマー、オサレ系インテリアを渇望していたリア充志向の方々(言葉に棘があるのは筆者が筐体持ちの非モテだからです。すみません)からも脚光を集めていた「Arcade1Up」。
3/4サイズのアップライト型DIY筐体に、米国では手頃な価格、割とわかっているラインナップなど、世界規模で注目を集めるのも納得のプロダクトです。

しかし日本国内では、インベーダー、パックマン、ギャラガ&ギャラクシアンの3機種がローンチタイトルとして発表されたものの、それ以外のゲームについては(2018年10月25日時点で)発表がありません。※
本国ではすでにストIIが発売されているというのに… ぐぬぬ、

  日本で売ってないのなら、直接輸入すればいいじゃない!

と、私の中のマリーさんが呟きました。
それが金額的に茨の道だと分かったのは後の祭りですが、それはまた別のお話…

ということで、後先考えずに輸入してみましたよ。
ちなみに価格がとんでもなく高く付いたので、この時点で本体を輸入販売することは、ちょっと諦めました。

※【追記】10/26に追加3機種が発表されました。でもストIIとかファイナルファイトの国内展開は無し

まず最初に「Arcade1Up」とは何ぞや?

家庭で当時のゲーセン気分を味わえる、3/4サイズのアップライト筐体。本体は合板製のDIY仕様。営業利用は考慮されておらず、コイン投入機構などは無し。
4:3比率の17インチ液晶を搭載。システム全体が一つのACアダプタで駆動。ゲームの交換などは考慮されておらず、液晶との接続も専用のケーブルのみ。汎用性はなし。
北米での販売価格は$349〜$399、プレオーダー価格は$299だったりと、とにかく安価。日本国内では(株)タイトーが総代理店となり、価格は税込み62,460円(Amazon予約価格 53,892円

本家webサイトはこちら
タイトーによる日本国内向けサイトは
こちら

日本向けのラインナップは、現在のところ縦画面用ゲームのみ。ゲームラインナップはほぼ日本専用。
北米ラインナップは、アタリ系、ミッドウェイ系、カプコン系など多数有り。

 「筐体を家に置きたいけど高いし、中古をメンテナンスするのはいやだしなー」とか
 「3/4サイズで小さくて安いから、嫁さんを騙して説得して、昔の夢を叶える!」とか
 「筐体がある俺の部屋、オサレー!!」とか
 「…ねぇ、俺の部屋、Arcade1Upがあるんだけど… 寄ってく?」
といった需要に応えることができる、イカしたアイテムです。

海外輸入してみた!

さて、曲がりなりにもアーケード基板を販売することで成り立っている当店としては、このビッグウェーブに乗らない訳にはいかない。Arcade1Up本体を販売することは難しいとしても、関連商品が脚光を浴びるはず。いち早く入手せねば!
と思い立ってはや数ヶ月、忘れかけた頃にやってきましたよ。

この大きな荷物。そりゃ国際送料で、凄い金額がかかるはずですわ。
さっそく広い場所を確保して、開梱、組立作業に取り掛かります。

でかいッ!
Amazonやヤフオクで転売ヤーさんが群がっているけど、このサイズと重量を理解しているのかな?(余計なお世話)

大勢で組み立てると楽しい!(他人任せで、組み立てる)

「ホームセンターなどで安く売られている三段カラーボックスがありますよね。まあ、あれがちょっとだけ複雑になったようなもんですよ。」(嘘は言っていない
…と、平日の閉店時刻間際に声をかけたのにもかかわらず、速攻で集まってきてくださった業界人の方々。まずは皆様のお力をお借りして、筆者はくつろがせて頂きます(鬼

なーに、三段ボックス作るみたいで楽勝ですよー(他人事モード
あると便利な電動工具
コンパネユニットは独立しています
形になってきました
完成!! ここまで大の大人が数人がかりで、1時間以上格闘しています…

使い勝手など詳細レビューは、近日公開の後編に続きます。