いそのー、ネオジオしようぜー!!
ネオジオミニの発売や、ハイスコアガールのTVアニメ化などで、一躍一般層にも再度脚光を浴びたネオジオ。言わずと知れたSNKが、かつて世界を席巻した大人気ゲーム機ですね。
ご家庭筐体持ちの方々に於かれましては、業務用ネオジオのMVSが、かなりの確率で普及していることと思います。まだお持ちでない方は、高騰していく基板界隈の中でもまだ安価なので、今のうちに注文すると吉ですよ。(今回の記事は、MVS本体とROMカートリッジの販促です)
ハイスコアガールの主人公たちと同世代の方々にとっては、格闘ゲーム黎明期から円熟期にかけての熱いハード、という共通認識かと思います。
もうちょっと上の世代、ゲーセン通いが日常だったヘビーなアーケードゲーマーにとっては、ネオジオ登場時の空気感は
「なんだかB級メーカー(失礼)が、分不相応にハードビジネスに参入してきた」
「凄いゲームを連れて帰ろう、とはいうが、すごいゲームがない」
「NAM1975は面白いし曲がいいしヘルパー女性キャラの腰つきがいいし、好き」
「ゲーマントってなんだ? ジリオンのノーザ兵みたいな? ACのいじめ撲滅CMでこんなのあったよね」
「どれもラグがあるというか、開発熟れてないんだろうな。ライブラリとかどうなってんだろ(謎の上からマニア目線)」
「SNKがファイナルファイト大阪を作るとこうなるのかw(腹を抱えながら連コインするも、途中で冷める)」
とか、わりと辛辣でした。筆者の周りだけかも知れませんが。
まあ餓狼伝説スペシャルとか、サムライスピリッツあたりから劇的に空気が変わり、皆こぞって本体を購入するのはお約束でしたが。
さてそんなネオジオは、家庭用では3万円超えのROM価格から一般層は手を出しにくく、爆発的に売れた「真サムライスピリッツ」や「餓狼伝説スペシャル」、初期「KOF」シリーズなどは未だに安価で手に入るものの、後期の家庭用ネオジオソフトのプレミア価格はタマ数が少ないせいで、なんかもう物凄いことになっています。
「メタルスラッグ」シリーズや「ティンクルスタースプライツ」、「ちびまる子ちゃん まる子デラックスクイズ」など、当時定価で買ったとしても今現在まで保持していれば、5,6本売り払うだけで100万円超えの一財産になったりもします。
(さすがに高騰しすぎて偽物が跋扈するようになり、買取を止める店も出てきていますが…)
しかし、中身は基本的に同じなのに、業務用基板であるMVS版は、いまだにかなり安価。数分の一から数十分の一の価格で入手できます。逆に言えば家庭用の方が数十倍高ぇ。
自宅で基板を嗜む紳士淑女の方々は、ゲームの内容はほぼ同一、しかもこちらがオリジナルなのに、マニュアルとパッケージ、流通形態などでここまで価値が変わるとは。市場経済とは… 人生とは… 宇宙とは… と、思いを巡らせる方も多いかと思います。
とどのつまり、みんな
MVSをやればいいと思うよ!
今なら当店では各種MVSマザーボード、海外正規版BIOS搭載機も含めて、即納中です。
MV1マザー+龍虎の拳2とかでも15,000円前後から。基板入門用にも最適です。
KVClab.通販のSNKページはこちらから
SNK以外のMVSタイトルについては、検索窓から「MVS」で検索をどうぞ
と、ここまでは普通の販促のお話。
ここからは、筐体DIYコーナーとして、ちょっとファニーなネオジオの楽しみ方を提唱してみましょう。
その1 ロード時間と戦え!! (アストロシティなのに!?)
さて、我が家のアストロシティ筐体にも、例に漏れずMVSマザーは高頻度で接続されています。
しかし飽食の時代、本物を知る者であればこそ、ファニーなモノに対する慈愛の眼差し、全てを許すことができる博愛の精神が宿るのです。
さっそく気の痴れた友人たちを招いて、自宅でネオジオパーリィナイッ、と洒落込みます。
アストロシティでプレイするネオジオ環境は、当たり前ですがホンモノって感じでいいですな。
…ん、なにか違和感が。まさか… (ポチ)
ファッーーー!
ネオジオCDだコレ!!
カセットテープで10分近いロードを強いられていた古参のマイコンゲーム世代でも、対戦格闘で毎回1分読み込んだり、キャラ選択ごとに長時間ロードが挟み込まれるのは苦痛でしかない。
しかし、ここは慈愛の精神で。
というわけで家庭用の因果なハード、ネオジオCDをアストロシティに内蔵してみました。
巷ではいろいろ(ロード時間の長さだけが)言われる曰く付きのハードですが、個人的には発表当時の東京おもちゃショー、業者入場日に潜り込んで、雑誌よりも早く地方のパソコン通信BBSに仕様詳細をアップして悦に浸っていた、クソ暇な学生だった頃を思い返し、いろいろ感慨深いです。
そして、愛の化身のような友人たちを絶望の淵に落とし込むような、さらなるオプションを計画中です。
そう、タイマーボード。
昔、場末のゲーセンでテーブル筐体に入ったファミコンが、15分50円でタイマープレイできたりしたようなアレ。
いまだに世界規模では需要があるのか、海外ではいろいろ出回っているんですよね。
ネオジオCD筐体で、1クレジット10分とかに設定できれば…(ゴクリ
そのうちロード時間が半分ほどを占めて、プレイヤーの発狂ぶりが見れる予感… これはやらねば!
完成次第、またご紹介できればと思います。
次回は…大人気のネオジオミニをJAMMA筐体化、でお送りします。
【第一部 完】
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